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くら寿司、アメリカの子会社をナスダック上場へ

くら寿司がアメリカの子会社をナスダックに上場するというニュースが飛び込んできました。

くら寿司(2695)の米国法人であるくら寿司USAが3日、米ナスダック市場への上場申請を米証券取引委員会(SEC)に届け出た。現在は全米5州で22店舗を展開している。新規株式公開(IPO)による資金調達で、米国での出店を加速する。
2018年8月期の売上高は前年同期比39%増の5174万ドル、純利益は約2.5倍の174万ドルだった。

日経新聞より引用、抜粋

くら寿司USAは売上高、純利益ともに大きく成長している点がポイントです

kurausa.comより

youtubeにはPR動画もアップされています。

そして、8月1日に正式に上場が認められました。

※上場後に株式の買い方など、追加の投稿をしています。

くら寿司本体の状況は厳しいです。

直近の決算では、バイトテロ問題に見舞われ、大きく純利益を落としていました。

回転ずしチェーンのくら寿司が7日発表した2018年11月~19年4月期の連結決算は、純利益が前年同期比36%減の17億円だった。2月に発覚したバイト店員による不祥事で客離れが起きた。ハンバーガーなど新商品を投入し新規顧客を開拓したが、客足を戻せず既存店客数は4%減った。

売上高は2%増の663億円。サイドメニューの拡充で国内の客単価が上昇した。注力する海外では台湾と米国に計7店舗を出店し、海外店舗の売上高は15億円増えた。ただ、バイト店員による不適切動画の投稿で客足が遠のき、十数億円の減収につながったもよう。

日経新聞より

頼みの綱はやはり海外

上記の日経新聞の記事にもあるように、米国と台湾は好調のようです。

先日は、海外で活躍できる人材を採用しようと、TOEIC800点などを条件に驚愕の年収1000万円のエグゼクティブ新卒採用を打ち出したばかりでした。

www.kura-corpo.co.jp
エグゼクティブ新卒採用について|くら寿司株式会社
http://www.kura-corpo.co.jp/company/recruit/executive/
無添くら寿司のエグゼクティブ新卒採用ページ。戦略会議メンバーとして業務遂行し、本人の高度な基礎能力をもとに、当社の売上・利益に貢献する社員として採用します。

こうした海外強化にくら寿司は活路を見出しているのでしょう。

好調な台湾でも、上場の準備を進めていると報じられています。

くら寿司が台湾で子会社の上場に向けた準備を進めていることが4日分かった。同日、米子会社の「くら寿司USA」が米ナスダック市場への上場を米証券取引委員会(SEC)に申請したと発表したが、これに続く。進出する両地域で新規株式公開(IPO)を実施し、出店などにかかる資金を調達したい考えだ。
同社は14年に台湾で「台湾国際蔵寿司(現・亜洲蔵寿司)」を設立し、現在、18店舗を運営している。6月末には亜洲蔵寿司を台湾で未上場企業向けの「興櫃市場」に登録した。米国での上場申請を受け、4日のくら寿司の終値は4785円と前日比3%上昇した。

日経新聞より

その裏で、スシローと元気寿司の統合は破談

ライバルとなる業界トップのスシローは、海外展開に強いとされる元気寿司との統合が破談になったばかりです。

協議の結果、3社の間で国内市場における将来的なブランド戦略の違いやアジア地域における店舗展開方式の違いが明確となった。そこで、両社は経営統合するよりも、それぞれ独立したままのほうがメリットが大きいという結論に至った。
スシローはロードサイドを中心に成長してきたが、近年は東京進出に力を入れてきた。また、寿司居酒屋の「杉玉」も増やす予定だ。元気寿司はもともと海外進出に積極的で、国内では回転レーンがない「回転しない寿司」路線を歩んできた。

ITmediaビジネスオンラインより

海外展開では、元気寿司の店舗数が突出しています。

国内を上回る店舗数を誇ります。その数はなんと194店舗。

しかし、アメリカでは15店舗にとどまります。

アメリカでは22店舗を展開するくら寿司の方が、元気寿司を上回っています。

元気寿司決算説明会資料より
元気寿司決算説明会資料より

さらに、国内ではトップの店舗数を誇るスシローも海外店舗は少ないです。

韓国10店舗、台湾2店舗にとどまり、アメリカは手付かずです。

攻めるのは香港やシンガポールなどアジア中心。

また、欧州のWasabiに投資し、欧州市場の開拓を示唆しています。

しかし、アメリカへの進出方針は示されていません。

海外に強力な店舗網を持つ元気寿司と国内トップのスシローが組んでいたら、くら寿司にとって大きな脅威になっていたに違いありません。

しかし、海外は元気寿司はフランチャイズ展開、スシローは直営。国内でも、元気寿司は回転しない「魚べい」形態、スシローは回転レーンを使っていて、寿司居酒屋形態の「杉玉」を展開するなど独自の取り組みをしています。企業文化の違いも大きかったのでしょう。

ライバルの動きが鈍っているうちに、強みのあるアメリカ、台湾で株式を上場して、成長余力のある市場を抑えていく。そんな狙いが、くら寿司にはあるのではないでしょうか。

国内市場の縮小を見据え、回転寿司チェーンの戦いの舞台は海外に移りつつあります。

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