しゃぶ葉、ついに全店でタピオカ食べ放題

コスパの良さが売りのしゃぶ葉がついに、全店でタピオカ食べ放題の企画を始めました。

税抜きで349円です。

たたでさえ、コスパ最強のしゃぶ葉。

店内にはアイスクリームやワッフルもあり、タピオカでアレンジの幅が広がりそうです。

タピオカだけで食べ放題できるならコスパは究極的ですが、常識的に考えるとしゃぶしゃぶのセットを頼まないとだめでしょう。

店員さんにも聞いてみましたが、「お鍋とセットでの注文になります」。

ということで、タピオカだけ注文はNGのようです。

9月30日までです。

大手チェーンでタピオカ食べ放題をやっているのは、しゃぶしゃぶ温野菜くらいです。

あとは、全国のフードコートなどでニラックスが展開しているビュッフェ形式のレストランになります。

なぜ今なのか

しゃぶ葉はもともとニラックスのブランドでした。

ですが、事業承継をして、すかいらーくが引き受けています。

ニラックスはすかいらーくの子会社なので、単なるグループ内でのブランド移動といえばそれまでです。

が、ニラックスはフードコートでのビュッフェ事業に軸足を置き、しゃぶ葉はすかいらーくブランドを全面に出して成長を目指す狙いがあったと思われます。

説明が長くなりましたが、同じグループのニラックスがタピオカ放題をやっていて、ライバルで同業態のしゃぶしゃぶ温野菜がタピオカ食べ放題をやっていたわけですから、参入は十分予測できたと言えます。

筆者は外食好きの素人ですが、外食チェーンの運営元やライバル企業の展開を分析することで、次の展開が読めてくるようにも感じています。

しゃぶ葉はテストマーケティングをしていた

調べてみると、しゃぶ葉は一部の店舗に限定し、タピオカ食べ放題をやっていました。

タピオカブームが大幅に失速する可能性もあるだけに、集客力の向上がどれだけ見込めるか、また従業員のオペレーションに支障を来さないか、価格設定はどの程度が適切かなどを分析し、満を持して全国的に踏み切ったと言えるでしょう。

その際には、グループであるニラックスの実績、ライバルのしゃぶしゃぶ温野菜の状況も分析し、タピオカニーズもまだまだ続くと踏んだ上で、今回の展開を決めたと考えられます。

すかいらーくグループであるニラックスのビュッフェレストランでの調達網も活用できると思われ、スケールメリットを生かした展開ができます。

さらには、しゃぶしゃぶ温野菜のタピオカ食べ放題企画は夏限定としています。

ライバルが終わったあとに、「受け皿」としての需要を狙ったとも考えられます。

すかいらーくの「ストロー廃止」はどこへ

一方で、筆者はしゃぶ葉はタピオカ食べ放題をやりづらいのではないかと考えていました。

理由は、会社として強烈に打ち出した「ストロー廃止」です。

G20サミットでも海洋プラスチックごみ汚染が重要な議題となりました。

そして、企業への環境配慮の姿勢が投資判断の重要な指標になりつつあるなかで、すかいらーくはいち早くストロー廃止を打ち出しました。

すかいらーくグループは、2018年12月より、全国のガスト1367全店で、ドリンクバーに常備しているプラスチック製ストローを廃止しました。

お客様からご要望があった場合には、トウモロコシ原料の生分解性のバイオマスストロー™(※)をご提供しています。

プラスチックごみの不適切な廃棄が世界的に深刻な環境となる中、日本最大のレストランチェーンとしてその削減に取り組むことが社会における重要なステップになると考え、2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに、全業態の使い捨てプラスチック製ストローの使用を順次廃止することを検討しています。
※バイオマスストロー™は、当社が所有する商標です(商標登録出願済)

すかいらーく公式サイトより
すかいらーく公式サイトにもはっきり買いてある

上記の公式サイトには明確に書いています。これはガストだけではなく、わざわざ「全業態」とうたってあります。

しかし…

一方で、タピオカ食べ放題の案内を見てみましょう。

宣材写真には見事にストロー

これは宣材写真だけかもしれませんが、脱プラを標榜している会社がストローを使ったタピオカドリンクの写真を案内していると、違和感を覚える人が出てくるかもしれません。

一方で、しゃぶしゃぶ温野菜の展開を踏まえると、商機があるうちに利益率が高いとみられるタピオカドリンクに参入し、話題作りをするのも重要な戦略だと思われます。

こう考えると、脱プラスチックを打ち出したスターバックスやくら寿司、餃子の王将でも、タピオカドリンクを始めてくるかもしれません。

タピオカファンとしては、食べ放題の選択肢が広がるのはうれしく思いますが、すかいらーくは果たして、しゃぶ葉でのタピオカ食べ放題企画とストロー廃止の整合性をどう説明するのでしょうか。

店舗にはストローは置いてないのでスプーンで食べてください…

バイオマスストローを提供します…

タピオカ食べ放題は期間限定ですから…

といった説明をするのかもしれません。

ストロー廃止とタピオカドリンクの関係性は悩ましいです。

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