はま寿司の隣にはすき家がある

はま寿司がすき家の隣にある。こんな光景を見たことはないでしょうか。

振り返れば奴がいる、という感じです。

はま寿司が織田裕二なら、すき家は石黒賢なわけです。

というとファンに怒られそうですが、近くにあります。

すき家の看板の左奥にはま寿司の看板が見える

その理由は単純です。

どちらもゼンショーグループ

すき家もはま寿司もゼンショーグループの店舗です。

ビッグボーイ、ココスなど、結構、色々なブランドを持っています。

グループの店舗が近くにあると、どんなメリットがあるのでしょうか。

食材の共通仕入れができる

海産物を始めとして、食材の仕入れ価格は上がっていますし、輸送費もかかります。

近接していれば、複数の場所をを回る手間が省けます。

つまり、仕入れコストを抑えられます

牛丼と回転寿司はいずれもお米を使いますし、牛肉を使ったお寿司もあります。

はま寿司の炙り牛とろ握り、肉寿司のメニューがある

スタッフや駐車場を共有できる

外食産業では人手不足が深刻化し、正社員、アルバイトの確保は年々難しくなっています。

スタッフが足りないとき、同じグループであれば融通を利かせられます。

どちらも外食チェーンなので、マニュアルを整備しておけば、いずれかの店舗での急なスタッフの不足にも対応できるでしょう。駐車場も共通で利用できます。

ブランドを印象付けられる

はま寿司とすき家が一緒にある。それだけで、消費者にはま寿司とすき家がなんとなく刷り込まれます。

なぜすき家とはま寿司なのか

ゼンショーのブランドは、なか卯、ココス、ジョリーパスタ、ビッグボーイなど、知名度の高いチェーンが数多くあります。

なぜ、すき家とはま寿司なのでしょうか。

客層が重ならない

すき家は短時間で食事を済ませたい男性が中心でしょう。

また、持ち帰りで牛丼を買っていく若年層も多いと思われます。

一方で、はま寿司はファミリー層を中心に老若男女が時間をかけて食事を楽しむ場所と思われます。

食材仕入れ、スタッフの共通化はもちろんのこと、違う客層を取り込む事ができます。

店舗の大きさが違う

敷地が小さくても出店できる牛丼店と比べ、はま寿司はロードサイド向けの業態で大きな敷地が必要です。店舗規模が違う2つの業態ですので、敷地に余裕がある場合に両者を配置しやすいです。

店舗用地の有効活用

先ほど指摘した店舗規模の違いに関連しますが、はま寿司は店舗用地の募集を積極的に行っています。

敷地面積約600坪 ~ 1,000坪建物・店舗面積約100坪 ~ 120坪

ゼンショーグループとしても、すき家を始めとする傘下チェーンの店舗用地を募集しています。

条件は

  • 土地(フリースタンディングタイプ) 100~1,000 坪
  • 建物(ビルインタイプ)30坪以上
  • 商業施設内

グループ全体で物件情報を収集し、想定以上に大きな用地が活用できそうになった場合、すき家とはま寿司を組み合わせて用地を最大限有効活用するのでしょう。

はま寿司とすき家に限ったことではないのかもしれませんが、相性の良い組み合わせとして相乗効果が見込めるのでしょうね。

結論は

はま寿司は503店舗(2019年4月時点)があります。店舗数ではスシローの521店舗(2019年5月時点)に次いで2位のようです。

はま寿司のスタートは2002年と回転寿司業界では後発ですが、店舗数は急拡大しています。

多くのブランドがあり、全国に店舗を持つゼンショーグループの力を最大限活用した結果。それが、すき家とはま寿司が隣り合う理由だと思われます。

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