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USJ(ユニバ)の拡張余地は

夢洲のテーマパーク構想で有力とみられるUSJの第二パーク。

そう考えられる一因に、用地不足の問題があります。

USJの用地について見てみます。

公表資料を探す

建設コンサルタンツ協会近畿支部が2001年に公表した冊子「クリエイトきんき」。

この中の特集で、大阪市港湾局企画振興部の企画主幹、西井格さんが寄稿した「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを核とした周辺地域の再開発」が参考になりました。

当初は大阪市を中心とする第3セクターの運営でUSJは出発しましたから、大阪市の人が書いたこの資料は正確な数字だと思われます。

予想入場者数に掲げたのは800万人。

今やその倍近い1400万人ですから、凄まじい成長を遂げています。

特集「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」と企画開発 より

他の資料もありました。

2011年2月23日、オペレーション本部技術部の大出賢幸さんが「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの施設開発、運営管理」と題して講演しています。

大出さんは2019年現在、執行役員副社長オペレーション本部長。中核メンバーです。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの施設開発、運営管理」 より

拡張余地はどこに?

土地は54ヘクタール。どう使われているのでしょう。

この問題には素晴らしい分析記事があります。

上記記事を読むと、拡張余地に乏しいことがよくわかります。

筆者も拡張できそうな場所を考えてみました。

USJ情報局の画像をもとに筆者加工

ラグーン埋め立て?

上記記事の分析に付け加えるとすれば、中心部のラグーンを埋め立てる可能性です。

ですが、パーク中心部に工事車両を出入りさせるのは制約が大きいです。

埋め立て用の土砂を運ぶのは難しそうに見えます。

水に絡むエリアの演出をしにくくなりますし、景観的にも湖はあった方がよいでしょう。

ラグーンに橋をかける、水を活かした新たなアトラクションを作るという戦略もあるかもしれません。

ですが、完全な埋め立てはなかなか考えにくいところです。

壊せる施設は?

壊せる建物はありそうです。

が、クルーサービス棟、バックヤード建物といったスタッフ用の建物は確保しなければなりません。

立体駐車場を壊すことも考えられます。

としても、車で訪れる来場者の利便性が下がります。

顧客満足度の観点からは望ましいとは思えません。あくまでも奥の手でしょう。

周辺の土地を取得?

④、⑤は、大手メーカーが所有する土地です。

それぞれに重要な土地でしょうし、買いたいと申し出たならば、ものすごい価格を提示されかねません。

現実的な選択は

今の用地でパーク運営を続けるならば、現実的なのは人気がなくなったアトラクションを順次、入れ替えることです。

バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドは開園当初の2001年からあったアトラクションですが、2016年の5月で終了しました。

今はミニオン・パークとなって生まれ変わり、ライドアトラクションは流用されているようです。

ミニオンはUSJを代表するキャラクターになりましたから、この入れ替えは成功だったと言えるでしょう。

E.T.アドベンチャーも2009年5月に終了しています。

これはスペース・ファンタジー・ザ・ライドとして生まれ変わりました。

これも以下のサイトが詳しいです。

スペース・ファンタジー・ザ・ライド自体が当たったかはわかりません。

が、ライドアトラクションは一定の人気があるようですし、よく、ルパン三世やエヴァンゲリオンのXRライドに模様替えされています。

こうした転用を含めると、定番のライドアトラクションとしての地位を築いていると思われます。

このように、USJは人気のなくなったアトラクションを入れ替えるなどして、現在の用地を最大限活用しているように見えます。

夢洲にUSJ以外はあるのか

USJには拡張余地が乏しく、第2パークを造って混雑を緩和するのは、可能性がある選択肢だと思われます。

ここで、あえてUSJ以外の選択肢を考えてみます。

仮に夢洲にテーマパークができた場合、対岸にはUSJがあります。

USJに対抗できるレベルのテーマパークでないと、失敗は目に見えています。

すぐ近くにUSJがあるのに、魅力に劣るパークに行きたいとは思わないでしょう。

USJを相手にしてそれなりに収益が挙げられ、IR事業者も歓迎するテーマパークでないと難しいわけです。

オリエンタルランドは?

当然浮かぶのはオリエンタルランドです。

現在の場所を見てみましょう。

グーグルマップより

沿岸部にありますから、埋め立てれば簡単に拡張ができます。

さらに、すでに東京ディズニーランドとディズニーシーの2つがあります。

距離が離れた大阪に新しいパークを作ってしまうと、顧客を東と西で奪い合うカニバリが起きかねません。

また、東京ディズニーリゾートは美女と野獣のエリアなどの大規模拡張をしていきます。

オリエンタルランドが大阪に来るとは考えにくいです。

レゴランド、ハウステンボス…?

それ以外のテーマパークはどうでしょうか。

名古屋のレゴランドは苦戦しているようですし、地理的には微妙な位置にあります。

レゴランド・ディスカバリー・センター大阪という施設もありますが、それほど集客力があるとは思えません。

レゴランド自体が軌道に乗っていないのに、新たなパークを考えるわけはないでしょう。

九州にはハウステンボスがあります。

ですが、ハウステンボス自体がIRとの連携を模索しています。

産経新聞によると、海中カジノ構想を掲げているくらいです。

わざわざIRでライバルとなる大阪に来ることは考えられないでしょう。

考えれば考えるほど、USJ以外には思い当たりません。

ひょっとしたら、外資のものすごい事業者が乗り込んでくるというパターンがあるのかもしれません。

その場合でも、USJとガチンコの戦いを繰り広げる試練が待ち受けています。

課題は?

まだ、IRの区域認定はされておらず、大阪がIR確定とは言えません。

ですが、万博も決まりましたし、経済効果を考えると、当然、IR誘致の最有力候補は大阪でしょう。

IRが来ることを前提に夢洲のテーマパーク構想を考えた場合、課題はなんでしょうか。

カジノとテーマパーク

IRにはカジノがあります。

今のUSJは家族連れや若い女性が主なターゲット層とみられますが、カジノ、ギャンブルのイメージは敬遠されかねません。

テーマパークを設ける場合、カジノに抵抗感のない富裕層向け、男性向け、インバウンド向けなどにして、IRとの相乗効果を考える必要がありそうです。

全く同じパークを持ってくるはずはなく、ディズニーランドとシーのようにコンセプトを変える、ユニバーサル・スタジオの名前を外す、など、違うターゲット層を取り込む戦略を考えるはずです。

また、初期投資、ランニングコスト、収益の見通し、これらを精査する必要があります。

USJのホームページを見ても、検索をしても、夢洲への進出を明言しているものはありません。どの程度、検討が進んでいるのでしょうか。

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