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USJ(ユニバ)の混雑具合は

今回は現在のUSJ(ユニバ)と混雑について考えます。

まずは、来場者数推移を見てみましょう。

(※執筆後、2018年度の来場者数は減少に転じていることが判明しました。

この背景については、別の記事で考察し、グラフも更新しています)

筆者作成

上記のグラフは、ネット記事やAECOMのレポートの数字から筆者が作成したものです。

2011年度以降、右肩上がりで来場者数が増えてきました。

特にハリー・ポッターエリアが開業された2014年度の伸びは大きく、大きな注目を集めた開業初年度を上回る来場者数を記録しました。

執行役員、マーケティング本部長として活躍された森岡毅さんの著書「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」 にその舞台裏が紹介されています。

パークの人気は低迷、資金もない、ハリポタエリア開業前で行き控えが想定される。

と絶望的な状況を乗り切る「3段ロケット構想」などユニークな発想で苦境をくぐり抜けてきました

その活躍は、NHKのプロフェッショナルでも取り上げられました。

USJの転換点の一つに、2012年3月に登場したファミリー向けエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」があります。

ファミリー層の集客強化に大きく貢献しました。

2013年3月以降は本のタイトルにもなった後ろ向きに走らせた「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」が登場し、大きな投資をせずに集客増を果たします。

2015年1月には「ユニバーサル・クール・ジャパン」を始めました。定着し、映画のテーマパークからの脱却を果たしました。

このように、新しいイベント、人気キャラクターを登場させ、人気を維持する工夫を続けています。

混雑緩和策は?

一方で、来場者が年々増えると、混雑が深刻化します。

混雑すると、ゲスト満足度は下がります。

NHKで放送されたプロフェッショナルでも、森岡毅さんが年パスホルダーを割合を下げるために、4000円もの値上げを行ったシーンが収録されています。

こうした例からもわかるように、USJも対策をしているとみられます。

毎年のスタジオ・パスの値上げに加え、2019年1月10日からはダイナミック・プライシングと呼ばれる料金変動性を始めました。

ホテル、飛行機の料金がシーズンや繁閑の状況によって変更するのと同じように、繁忙期は高く、閑散期は安くする仕組みです。

これに伴い、2019年の10連休中は8900円にまで入場料が跳ね上がりました。

毎日新聞が紹介しています。

導入前まで、1日券(大人)は一律7900円だった。

導入後は平日の閑散期は7400円に値下げする一方、最も混雑する日は8900円に値上げした。

最大3カ月先の購入が可能だ。10連休の初日と最終日に当たる4月27日と5月6日は8200円。

毎日新聞より

開業当初は5500円だったので、約1.6倍です。

8900円ともなると、高くて手が出ない人もいるでしょう。

今後は1万円の大台に乗ることも考えられます。

高くても来る人はいるでしょうが、ゲスト満足度はどうなるのでしょうか。

お金に余裕があるなら…

人気アトラクションにさっと入れるエクスプレス・パスがあります。

追加料金を払い、待ち時間を短縮する仕組みです。

仮にSING ON TOURを含む人気のアトラクション7つを体験できるパスの場合、料金は変動しますが、大人、子ども、シニア共通で10400円~20400円になります。

子ども、シニアからも10400円以上取るという、厳しい価格設定です。

仮に大人2人、子ども1人の3人家族で、みんなで早く乗ろうと考えると、エクスプレス・パスだけでも最低31200円かかります。

子どもだけパスを買わないなんて家族はいないでしょうし、逆に子どもだけ早く乗せようという家族もいないでしょう。

入場+エクスプレス・パス+ホテル+食事+お土産+交通費…

遠方からの旅行だと、すぐに10万円くらいかかりそうです。

それでも、夏休み期間中など、繁忙期のエクスプレス・パスはすぐに売り切れています。

来場者は増え続け、混雑を回避しようと思うとさらにお金が必要。

お金を払いたくないなら待たないといけない。

これは入場者の選別とも言えます。

並ばなくても見られるイベントも

「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」、「ワールド・ストリート・フェスティバル」といった並ばなくてもよいショー形式のイベントの導入も混雑緩和の一環と考えられます。

一方で、行くところがなくなればお土産屋さんに行きますし、昼に屋外にいるなら飲み物が欲しくなり、夜のパレードを見て帰るなら夜の食事も…

となると、どんどんお財布が軽くなっていきます。

しかし、たくさんお金を払ってもらわなければ成立しないのがテーマパーク産業の宿命でもあります。

大規模かつ継続投資が必要なテーマパークは、資金を捻出しつづけなければなりません。

ハリポタエリアで450億円、2020年夏までにできる任天堂のエリア「SUPER NINTENDO WORLD」は600億円超とも言われます。

USJ開業までの総事業費は1700億円とされていますから、任天堂エリアはその3分の1超もの費用をかけることになります。

任天堂エリアでどれくらい来場者は増える?

参考になるのが、ハリポタエリアの実績です。

ハリポタエリアができた2014年度は前年度から220万人の上積みがあります。

しかも、これは開業半年の効果しかありません。

翌年度の2015年度は340万人の上積みです。

他のイベントの効果もあるでしょうから、仮にハリポタエリアの上積みを年間250万人とします。

任天堂エリアの上積みがもう少し多く300万人とすると、1800万人の来場者数が見込まれることになります。

すると、平均して1日5万人弱もの人が押し寄せることになります。

いつまで耐えられるか

CASTELによると、1日6万人を目安に入場制限がかかることもあるようです。

そうなれば、任天堂エリアができれば週末はいつも入場制限がかかる状態になってしまいそうです。

東京五輪のさなかに、外国人からも人気の高い任天堂エリアが開業し、混雑は大丈夫なのでしょうか。

混雑緩和のための第2パーク?

夢洲のテーマパーク構想が万博会場の跡地を活用するなら、建設できるのは万博が終わる2025年以降になります。

任天堂エリアの開業から最低5年はかかる計算です。

USJはその間の混雑に対応する必要があります。

急ペースで増え続ける混雑にどう対処し、スタッフを確保するのでしょうか。

あまりに混雑がひどくなると、安全対策も必要です。

2021年に完成予定の「ユニバーサル・北京・リゾート」への誘導に力を入れるのでしょうか。

引き続き、飛躍が期待される大阪とUSJの関係を絡めて、考察を深めていきたいと考えています。

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